1回目から放送禁止!?ア・ブ・ナ・イ・ロマンチカ★








「えす・びー☆ラジオ!」
  「えす・びー☆ラジオ!」





〜OP「Look on☆Girl」〜





「世界中の乙女たちー!こんばんは!【Sky Blue】ドラム担当のFUBUKIでっす!」


「同じく、ギター担当のREKKAです!今夜から放送開始の【えす・びー☆ラジオ】!第1回目でございまーす!!」


「うをおおぉぉぉお…ッ!!」


「なっ!?ど、どうしたんだよFUBUKI。突然雄たけび上げて」


「バカREKKA!これは雄たけびなんかじゃねェ!喜びを涙してるんだろーが!」


「え、感涙してたのかよ、ソレ。…まあ、いいや。んで、結局どうしたワケ?」


「俺達…今までテレビやCM、ラジオも出演してきたけど…。俺達オンリーのラジオなんて初めてじゃん!!」


「まあ、そうだな。なかなか無ェ事だもんな、こういうの」


「……REKKA」


「あ?」


「お前、何でそんなに反応薄いの?嬉しくねーのっ!?俺達オンリーラジオ!これOK!?」


「OK、OK。オールOK」


「だったらもっと嬉しそうに笑えよー。ほら、ニタァって!」


「いでででででっ!!テメっ、FUBUKI!人のほっぺ伸ばしてんじゃねェ!」


「最初から素直に感情を表に出せばイイんだよー。第1回目なんだから楽しくやろーぜ!」


「楽しくはして―よ、俺も。けどよ、初めてだから、なんつーか……緊張するっつーか」


「うんうんっ。分かるぞ、分かるぞREKKA。リーダーの俺にはお前の気持ちが痛いほど分かる!」


「……(白い目)」


「だが、案ずるな!俺が居る!俺が居ることにより、失敗はまずありえない!大船に乗ったつもりでいろ!!」




あー。ASUKA来ねーかなぁ…


「うをぉいッ!!この俺が…こんなに素晴らしいセリフを言ったってーのに、お前はぁ!!
 何たる罰当たり者めっ、天罰!!」


「いでっ!…ったく、これだからFUBUKIと2人きりなんかになりたくなかったんだよ、面倒くせー」


「嗚呼…ッ!この子ったら…なんて嘆かわしいっ」


「……。えー、このラジオは今行っているアンケートに寄せられた俺達への質問をメインに答えていく場です」


「嗚呼っ、進行役を奪われた…!!」


「…。その他にもゲストをお呼びしてワイワイ楽しく雑談や勝負やらをするコーナー。
 実はあったよこんな話、なコーナー!」


「嗚呼…。俺達のあんなトコやこんなトコが全国の女の子達に晒される…!」


「その他もろもろ盛りだくさん!皆さんの意見によっては随時増えていく可能性もあるので、
 なにとぞよろしくお願いします!」


「もしかしたら、君達の意見によって俺達の恥ずかしいあんな姿、こんなすがあぶふぉおッ!?


「(布巾で手を拭く)このラジオの説明は以上です。ちなみに今夜のお相手は俺とFUBUKIなんで、よろしくな」


「今夜は絶対―――――――寝かさないぜ」


「……ASUKAの苦労が今やっと、マジで、分かった気がするぜ…」


「ん?何か言ったか?REKKA」


「ああ。かなりな。それでは今夜からよろしく!!」









〜えす・びー☆ラジオ〜









「24時間テレビを放送するなら、君だけを俺に放送してくれればイイのに!」




「はい。今月のジングルは"あの人に似合うキュン台詞"です。FUBUKIのは、まぁ、打倒じゃん?
 マジで言いそうだし」


「褒めんなよ、REKKA」


「別に褒めてねーよ。違和感無ェなって言っただけで」


「だから褒めるなって!」


「だから褒めてねーっつーの!!ったく…。早速ですが、皆様からよせられた質問に答えて行こうと思います。
 題して……」



曝け出そう!!君だけに僕等のラブ(と書いて素顔)をッ!!



「ムダに長ェタイトルをどーも。どうせASUKAかNAGISAが来たら変わるだろうがな、そのコーナー名」


「か、変わらせないぞ!これはリーダー命令だ!変更は断じて許さない!」


「んな事言って…。実際言う事聞くのはお前の方じゃん」


「っ、悲しいぜ。どうしてあの2人には俺の気持ちが通じないだ…!」


(そりゃ、果てしなく考えが違いすぎるからな…お前とじゃ)


「フッ。だがここで次こそはあの2人を納得させてやる!よし、REKKA。さっそく1つ目の質問だ!」


「お、おー。じゃあ1つ目。H.N.明子さんから。”REKKAくん・FUBUKIくんこんばんは”」


「こんばんはー!!」


「(声デケーな、オイ)”私は【メモソン】の連載が始まってから毎回の更新を楽しみにしています。
 特にASUKA(瀬那)くんとREKKAくんの掛け合いが面白くて大好きです!そこで質問なのですが、
 ASUKAくんとREKKAくんはいつもどんな事をしているのですか?”」


「ぬっ?!」


「”特に2人きりの時って何をやって過ごしているんですか?教えてください!……もしや禁断系だったり(笑)?”」


「お、おおおおお…っ。既に一部の女の子達にはそっちの道にしか見えていないという事だな。お前とASUKAは」


「は?そっちの道?」


「イケメン'sによるイケメン'sのためのイケメン'sラブ!それ即ち―――――――BL!!」


「!!??」


「そうか…。俺も怪しいとは思ってはいたが…。やっぱりお前等、俺に内緒でそっちの道に!?」


「NAGISAじゃねーが、いっぺんシバクぞ


「エコーかけて怒るなって!まあ、そんだけ仲良しに見られてるんだし、イイ事なんじゃん?」


「こう見えてアイツとは結構付き合い長いからな」


「オフの日は俺等3人でよく出かけたりもするもんな」


「そうそう。嫌がるASUKAを強引に連れ出してー」


「最初は渋々だが、いつも後半には楽しそうにしてるよな、アイツ」


「この間も出かけたばっかりだな、そういえば」


「あ、そうだそうだ。この間は久しぶりに午前中からボーリングしに行ったな」


「寝起きが最悪に悪いアイツを連れ出すのは一苦労だったけどなー」


「お、おう。俺でも寝起きのアイツは怖いぜ…」


「目が据わってるもんな。しかもものスンゲー睨んでくるし」


「声も普段以上に低いうえに、オーラが半端なく黒い…っ!!」


「まあ、元から低血圧で朝に弱いせいっていうのもあるから…仕方ねぇけど」


「はぁ…。あ、そういやあ、結局2人の時はいつも何してるんだ?そういう質問だったろ?」


「んー、そうだなー…。いつもはくだらない事から仕事話とかしてー」


「おう」


「作詞作曲したり、即席ソング作って遊んだりー」


「音楽絡みだな」


「ああ、あと、アイツが寝てた場合はたまに悪戯で髪結んだりしたこともあるぜ!」


「おま…っ!!勇敢だな、オイ。気づかれたり、怒られたりしなかったのか?」


「ASUKAって一度寝るとなかなか起きないタイプだし、それに俺、アイツが起きそうな時間になると
 直感が働くから。アイツが起きる前に悪戯はとうに終了してる」


「…何でそんなにアイツの事わかんだ?俺でもまだそこまでは分かんねーぞ」


「まあ、誰よりも2人きりでいる時間が長いからな。それに、ダテに親友してねーよ」


「説得力がありすぎる…!成程な。要は"愛"だな!!」


「せめて"友愛"にしろよ。まあ、俺とASUKAは普段こんな感じだ。分かってくれたかな」


「勿論だ!お前たちの愛はしっかりと、伝わっただろう」


「何でそんなオッサンみたいな言い方してんだよ」


「まあまあ。んじゃ、次行くぞー」










2つめ。









「H.N.アーヤさんからです」


「あ!この子はキリ番444を踏んでくれたお嬢様じゃないかっっ」


「おー。そうだ、そうだ。アンケートにも答えてくれるなんて嬉しいぜ。ありがとな」


「そんな心優しいアーヤちゃんからの質問は何なんだ、REKKA」


「いきなり"ちゃん"付けかよ…。えーと、”S.Bの皆さんこんにちは”」


「こーんにーちーは―――――!」


「叫ぶな煩いっ。えー、”連載いつも楽しみにしています!ずっと気になっていたのですが、S.Bメンバーの好みの
 女の子のタイプってどんなのですか?教えてください!!”だそーだ」


「キタ――――ーッ。こういうのを待ってたぜ!」


「お前、こういうの好きだもんなー」


「おう!ちなみに俺は苦手なタイプは特にいないし、どーんと来い!だぜ」


「幅広く、そして誰彼構わず受け入れる、か」


「違う!俺がそんな薄情な奴みたいに言うなっ。女の子が大好きなだけで、拒絶する理由がないだけだっ!!」


「つまりは八方美人なんだ」


「違ッ…!!」


違わねーだろ


「違うもんっ。ボクはただ……女の子ラブなだけだもんっ」


「誰だよ。…あーもー、分かった分かった。そういう事にしといてやるよ。ったく…」




分かればイイんだよ。それより、お前の好みのタイプってどんなの?俺聞いた事ねーけど」


「(切り替え早ッ。) あー、俺?いるワケねーだろ、そんなの。女って存在自体が苦手なんだから」


「なんて可哀想な子なんでしょう!!」


「(ウゼー。) あ、ちなみにASUKAもコレと言って特定な好みはいないんだとよ」


「え!そうなのか!?…確かに、アイツの口から女の子の名前なんてほっとんど出た試し無ェもんなー」


「あ、あと。NAGISAの奴は常識人とか言ってたぜ?」


「常識人?」


「なんでも、お前みたいなイライラさせる存在は絶対にお断りらしいぞ」


「失礼な奴め!俺のどこがイライラさせる存在なんだ!ASUKAに聞いてみろ!アイツは絶対にそんな事言わないぞ!」


「……。(俺、結構愚痴聞いてやってるけど、その辺は今のコイツには黙っておくか)」


「あ。ちなみにTOYAはASUKAみたいな人が好みだって」


「あー、うん、もう、いいや。アイツはASUKAにすんげー憧れてるからな。答えようがねェ」


「ハッ。TOYAこそがBL……!?」


「はい、強制終了ー」










3つめ。









「お次はH.N.陽織さんからです」


「陽織ちゃん!?」


「え、何、FUBUKI。陽織さんの事しってるの?」


「えー!何お前、もしかして知らねーの!?超有名人じゃん!!信じらんねぇ!!」


「マ、マジ?どんな人なんだ?」


「字は違ェけど、俺の隣の家に住んでる3歳の女の子の名前」


知っててたまるか―――――ッ


「ンな怒んなよー。ホントに可愛いんだって」


「……続き読むぞ?”私はS.BのASUKA君が一番好きなのですが、以前悠梨が襲われた時、彼が相手を
 投げ飛ばしたシーンがありましたが、あれは何と言う技なんですか?もしかして柔道とか?”」


「あー。あのシーンか!かなりオイシイ場面だったよな、あれは」


「あれは合気道っていう護身術だ。技の名前は俺も詳しくないから知らないけど、ASUKAは小学生の頃習ってたんだってよ」


「アイツなんでも出来るもんな」


「俺も今度教えてもらおっかな」


「え、何で?」


「だって、そうすりゃあ女に出くわしたとき、自分の身を守れるだろ?


お前、世界中の女の子にケガをさせる気か!?この罰当たり者め!!天罰!!」


「二度も同じ手が喰らうかよっ。秘儀…ASUKA直伝・水平チョップ!!」


「ぐほぉっ!?…クッ、つ、強い…!!」


「あたりまえだ。ASUKA直々に教わった秘伝の技だからな」


「チクショー。これじゃあ、REKKAもまともにからかえなくなっちまう…」


「心配するトコそこか!?」









〜えす・びー☆ラジオ〜







「はい、EDのお時間デース」



「早いな。もうそんな時間か?」



「まあ、こんかいは第1回目だったから、これがどんな風に進行していくかを説明する回だし、別にイイんじゃね?」



「それもそうか」



「続いての第2回目の更新は未定。アンケートや物語の進行に沿ってこれも更新されるから、たまにはサイトのTopでも確認してくれ」



「次回のパーソナリティーとゲストも未定。おそらくこっちはアンケートを元に変わるから、是非協力してくれ」



「今回は以上です」



「ここまで付き合ってくれたそこの君、ありがとな」



「次回もまたよろしく!」






<目次     第2回>