瀬那くんに30の質問 その1
[--] こんにちは。今日はよろしくお願い致します。
「ああ。此方こそ宜しく」
[01] ではまず初めに、あなたのお名前を教えて下さい。
「お……僕は嘉山瀬那です。晴華学園に通っている2年生です」
[02] 今のあなたの服装を教えて下さい。
「今は学校指定の制服を着てるよ。普段はブレザー着用だけど、夏や冬の時期は自分に合うよう調節していい事になっているんだ」
[03] 好きな食べ物は何ですか?また、嫌いな食べ物は。
「好きな食べ物か…。特にこれと言っては無いんだけど、強いて言うなら和食かな。あとは……焼きプリン。
嫌いな食べ物は……、甘いものと油っこいもの。え?何で焼きプリンは平気なのか?
それは、ほら、アレは特別丁度良い甘さだからじゃないかな」
[04] 外食はよくされますか?
「うーん……。個人的には外食より家で食べる方が好きなんだ。だから出来るだけ家で食べるようにしてる。
放っておくとアイツが―――――――否、ちょっと心配事があってね。とにかく色々な事情もあって外食は控えているんだ」
[05] 奢られることが多いですか?また、自ら奢る方ですか?
「その時の状況や気分で変わるかな。友人と出かければたまに奢るし、奢られる時もあるし…。
……そういえば吹雪の奴、あの時貸しにしといてくれって言ってた2000円、まだ帰って来てねぇな。バックれる気じゃ…。
――――――ああ、すいません。単なる独り言です。気にしないでください」
[06] よく利用する施設とその理由を教えて下さい。(例:コンビニ/本屋/市民プール.など)
「近所の商店街は休日によく訪れるかな。安いし、結構新鮮な食材を取り扱ってるからすごく便利なんだ。
あとは少し遠いけど自然公園と図書館かな。あそこは静かで落ち着くから気に入っているんだ。
…それなのに、あいつ等は揃いも揃って俺の邪魔をするし。もう少し落ち着いてくれないものか…」
[07] 朝、目覚めはよい方ですか?
「正直言ってあまり良いとは言えないな。これでも低血圧で、朝は弱いんだ。だから無理矢理起こされると……。
姉貴ももう少し静かに声をかけてくれれば良いのに…。何で毎度の事抱きついて起こす必要があるのか理解できない…」
[08] 朝食はご飯派?パン派?
「パンは直にお腹が空くし、あまりバランス的にも偏るからご飯派だね。
少し気を使うけど、こっちの方がお腹も満たされるしバランスも良く出来るから僕はこっち。
……それにしても姉貴と言い、あいつ等と言い……何故あのくらいの料理が作れないんだ?"不器用"ってだけじゃないぞ絶対」
[09] 料理はしますか?するなら、どんな物が得意ですか?
「家では俺以外は料理が苦手らしく、作れる存在が俺しかいないんだ。父さんは少しくらいなら作れるけど…。
姉貴には台所に入ることすら禁じたくらいだからな…。もうあの得体の知れない物体は見たくないな」
[10] 目玉焼きには何をかけて食べますか?
「何だ、この何処かで聞いたことあるような質問は。…普通に醤油だ」
[11] ひとり暮らしですか?それとも、ご実家?
「ひとり暮らしはしていない。父さんと姉貴と一緒に住んでる。…母親?さぁな。想像に任せる」
[12] 家族について、今どう思っていますか?
「父さんと姉貴には小さい頃から迷惑ばかりかけて、よく助けられてた。だから今はその分を返したくて、
自分で出来ることや、支えてあげられる事は何でもしてやりたいんだ」
[13] 現在、何かお仕事はされていますか?
「一応"学生"をしている。他にも"仕事"と呼べる事はしていなくもない。
遠まわしに言うなって?俺は【Sky Blue】のベースを担当している。結構人気なんだ」
[14] 趣味はなんでしょう。
「作詞、作曲。これはほぼ毎日している。あと、休日には散歩に出かけたりもしてる。
朝早くに穏やかな空気を吸いながら歩くと、清々しくて気持ちが良いんだ」
[15] では、特技はありますか。
「特技…。何だろうな。とりあえずベースとギター、それからピアノとヴァイオリンは弾ける。
後者の2つは幼い頃から習っていたから、やろうと思えばいつでもできる。これを言えば前者もか。
あと、姉貴からは"寝るのが早い"ってよく言われるんだ。……昼寝って特技に入るのか……?」
[16] あなたが現在所持している物で、1番思い出深い物を1つ教えて下さい。
「今付けてるイヤリング…かな。遠目に見たらピアスに見えるらしいけど、実はイヤリング。
姉貴が【S.B】のデビュー祝いとしてくれたんだ。一応御揃いらしい、姉貴のと。色は違うみたいだけどな」
[17] 普段必ず持ち歩いている物はありますか?
「携帯。いつ連絡が入ってもいい様に。次に家の鍵、財布。それからメモ帳と筆記用具。
学生にとっては当たり前な持ち物かもしれないが、最低でもこれは絶対に持ち歩いてる。
あと、たまに仕事関係で増えたり減ったりするが、烈火と吹雪から貰ったリストバンドも身に付けてる」
[18] 今財布に入っている、所持金を教えて下さい。
「5000円くらいかな。必要最低限あれば平気だと思って、あまり持ち歩かないんだ。
それに買い物自体もそこまで頻繁にするワケでもないし、ほとんどの物は全部用意されるから必要ないんだよな」
[19] 貯金はされていますか?
「歌手としてデビューしてから稼ぎも増えて、自分じゃ必要最低限なものしか買わないから
使わないでいると勝手に貯金が増えてってる。通帳の数字を見ると、将来は安定してくれて助かるな」
[20] もしも100万円が手に入ったらどうしますか?
「寄付する。日本は何処よりも一番安定している所だと思う。だから救いを求めている国に寄付して
少しでも力になってあげられたら嬉しい…かな。ハッキリ言うが、日本は無駄遣いしている奴をテレビでよく目にする。
そんな事をしているくらいなら寄付しろ、寄付。大食い選手権なんて無駄遣いもいいところだ。まったく……」
[21] 自分の性格を自分で分析してみて下さい。
「分析…。自分では、やる事はやる。時と場合に生じて割り切ってるつもりだ。こういうのをなんて言うんだ…?
"真面目"…か?よく分からないな。だが無責任な事はしないから、その辺を考えればやはり真面目なんだろうか…。
だが、ただ一つ自分でもハッキリと言える事は…自分が正直ものだという事だ。…………ただ単に嘘が下手なんだよ」
[22] あなたは周りからどう思われていると思いますか?
「友人たちには、よく"優しい"と言われる。俺は自分が優しいだなんて思った事ないんだが、どうも他人からはそう見えるらしい。
あとは"天然"だとか"鈍感"とも言われるな。別にそんな事ないと思うんだが…、烈火曰く、俺は"他人の事には敏感だが、自分の事
となるとかなりの…それも『超』が付く程の鈍感"らしい。……俺は自分の何に気づけていないんだ?」
[23] 「こうなりたい!」と言う理想像はお持ちですか?
「特にない。今のまま、大事な仲間たちと一緒に仕事をして、姉貴と父さんと一緒に暮らして。
今在る音楽の世界で楽しくやっていけたら、それでいい。俺にとって"現在"が一番大事なんだ」
[24] 自分を漢字一文字で表すとしたら、どんな字になりますか?
「何だろうな。考えた事もなかった。……『水』かな。それもかなり冷えた水。掴めそうで掴めない。
今はこの掌に在るのに、次第に僅かな隙間から零れ落ちて行く。この手で得たはずの"何か"を、
俺は気付かぬ間に落としているのかもしれない。例えば"それ"が――――――――自分の心でも。気づかずに」
[25] ご自分の、とある1日のスケジュールを教えて下さい。
「ほとんどは【S.B】としての活動がほとんどだから、スケジュールはいつも皆と一緒だ。
例えば歌番組の出演だとか、雑誌のインタビューだとか。あとは生放送の番組とか、CD収録とか。とにかく色々だ」
[26] 誰にも言えない、秘密にしていることはありますか。
「実は、俺―――――――――――――幼い頃、姉貴が作ってくれた料理を初めて口にした時、気絶したらしい」
[27] ご自分の名前であいうえお作文を作って下さい。
「……何だ、このあから様に面倒くさそうなものは。……仕方ない。
<か>帰り道、足元に小さな石ころが転がってきた。
<や>山道を歩いているワケでもないのに、何個も転がってきた。
<ま>街中でこんな事が普通起こるだろうか。
<せ>狭くもなく、ましてや広いわけでもない歩道で、また一つコロリ。
<な>何気なくそれを軽く蹴飛ばしてみた。でも、石ころはそれ以上増える事もなく、ただ無邪気に転がっただけだった。」
[28] …自分の名前、気に入っていますか?
「好きも嫌いもない。だが、やはり親しい者達に呼ばれるのは割と好きだ。自分がちゃんと存在していると、証明に聞こえるから」
[29] あなたのもっとも大切なものを教えて下さい。(物・人物問わず)
「俺にとっては『仲間』だ。心から信頼できる存在を『仲間』と呼ぶ。だから、俺の中で『仲間』と認識された存在は
絶対に裏切らないし、信じる。言い方は違うが、父さんと姉貴も……俺にとっては大切な存在に変わりないけどな」
[30] これからの夢や目標があればどうぞ。
「これからも【S.B】として上を目指していく。"誰よりも輝き、どの歌よりも心に残る"――――――…。
そんな存在になれるよう、皆と一緒に楽しい時間を過ごしていきたい」
[--] 本日はどうも有り難う御座いました。ではまた、どこかで。
「何だか色々あったが、わりと有意義な時間だった。此方こそありがとう。
―――――――って。俺……後半ほとんど素で話してた。…………面倒事、増えなきゃいいな」
質問配布元:あなぐら様